鼠径ヘルニアの日帰り手術を経験しました。
私の場合は、『ダイレクト クーゲル法』です。
簡単に説明すると
患部付近の鼠径部を約3cm程、切開し、
そこから直接メッシュを入れてふさぐ方法でした。
手術時間は、30分~40分だったと思います。
麻酔で眠っている間に終わっていました。
手術が終わり麻酔が切れた頃、医師の話を聞いて
受付でくすりを貰い、会計をすませ、次回の予約を取って電車で帰りました。
これから私が体験した術後のお話をお伝えします。
鼠径ヘルニアの手術後の症状について
冒頭に書きましたように、電車で帰る時は
多少、不安がありました。
乗り継ぎも含め約50分、その後バスに揺られ30分掛かって帰ります。
長いですよねぇ~
しかし、
術部の麻酔は残っているので痛みはありませんでしたし、
平気で帰る事が出来ました。
精神的に「お腹を切る手術をした」という認識はあるので
自然に慎重な行動をしていました。
術後の症状は、鼠径部の患部がむくんで腫れていました。
麻酔のせいで痛みはほとんどありません!
当然、ヘルニアの心配もありません。
先生は
「しばらくは重いモノを持たない様に」
また、
「当分は激しい運動は避ける様に」
そして、
「和式トイレは当分避ける様に」
と言われました。
傷口は防水テープが張ってあり全く痛みは、ありませんでしたが
その周りはむくんで腫れているので触るとぷにゅぷにゅしていました。
術後、歩いて帰るときに手術した部分の体内で
水が流れるような感覚がありました。
水が流れる時にぷくぷくと気泡が動く感覚です。
帰った後は、布団に横たわって安静にしていました。
その夜は、夜中に痛くなるかも知れないと思い
座薬を入れてから寝ました。
朝まで痛みで起きる事はありませんでした。
お風呂は、シャワーだけです。
防水テープでしっかり保護されていますが湯舟はダメでしょう。
鼠径ヘルニア手術後の腫れやむくみはいつまで
3日後の術後の診察
3日後に診察を受けに行く頃は、突っ張る痛みがありました。
内部的なツッパリ感と鼠径部がむくみで膨らんで腫れている感が
ありました。歩くたびにピリっピリっと痛みました。
これは、むくみで腫れて膨らんで防水テープ下の皮膚表面が
引っ張られて内出血してピリピリとした痛みが出ているようです。
1週間後の診察日
1週間後の診察日には、防水テープが剥がされて別の保護テープが
張られました。その頃からは手術創の痛みが出てきました。
そして、メッシュの縁が当たっている感じのチクチクした、モノが
当たるそんな痛みがしました。
また、クシャミとか咳をすると瞬間的に内圧が上がる為、手術創が
凄く痛くなるのでクシャミが出そうになって「フガっ」と息を吸ったとたん
クシャミは止まってしまいました。
不思議!
1か月後の診察日
1か月後の診察日頃には、むくみの腫れや痛みは薄れ、鼠径ヘルニアの
不安はなくなりましたが、異物感やメッシュが当たる痛みが
残っていました。
話によると鼠径菅と言う神経や血管、精菅が集まった菅が締め付けられたり
するので頓痛が高い確率で起こるそうです。
メッシュも徐々に溶けてくる素材を使っているので痛みも異物感も
なくなってくると聞いています。
クシャミは、途中で止まる事は無くなりましたが、「ハックション!」
とやっちまったら手術した場所がズキン痛みました。
ほとんどの人が3か月程で痛みはおさまるそうですが
中には慢性的に頓痛が残る人もいるみたいです。
五ヶ月後
手術後、五ヶ月が過ぎました。
頓痛もほとんどありません。なんの支障もありません。
かなり違和感も無くなってきました。
時々、異物感を感じることがありますがとても良くなりました。
手術後、半年
手術後、半年が過ぎました。鼠径ヘルニアの症状は全く無い状態です。
左側の鼠径ヘルニアは、不思議なことに無くなっています。
右側の術部はイガイガした異物感だけが残っています。
ときどき、頓痛がありますが、問題ありません。
手術後、八ヶ月
手術後、八ヶ月が過ぎました。
鼠径ヘルニアの症状は全く無かったのですが仕事で思わず、重くて
動かない鉄の門を動かすために力を入れて踏ん張ってしまいました。
その時、手術したあたりに『ピリ』と剥がれる感じを受け痛みが走りました。
その後、一週間が過ぎても痛みが続き、診察してもらいました。
結果は、「問題ないがメッシュが少しズレたのかもしれない」との事、
2週間は痛みが出るかも、その間は重いモノを持たない様にと言われました。
2週間を待たずに痛みは無くなっていきました。
手術後、約2年
鼠径ヘルニアは再発していません。
右側の術部には異物感を感じる事がありますが、
普段はまったく気になりません。
痛みも無くちょっとした力仕事をしても痛みは出ていません。
だからと言って重労働になる力仕事はダメですよ!
鼠径ヘルニアに術後の再発はあるの!
術部の右側の再発は1%はあるみたいですが
私は『ダイレクト クーゲル法』で右側だけ処置しました。
術後、腹圧が今度は左側鼠径部に掛かり左側もヘルニアにある可能性が高いと
先生に言われていました。初めて診察して頂いたときに、
「左側も少し出ていますね。右が済んだら左もやりましょう。」と言われていました。
そう言う意味では再発とは言えませんが、また手術をする可能性はあります。
内視鏡による手術の場合、お腹のへそ辺りから器具を入れるので
両方をメッシュで塞ぐ事ができるとの事です。
こうゆう場合は、手術前に医者が話してくれると思います。
それでも再発は1%はあるみたいですよ。
どちらにしても個人差と言うものがある事はお忘れなく
まとめ
会社は、木・金・の2日間だけ年休を取りました。
その間、軽い買い物に出かけたりしていましたが、
土・日を含む4日間は家でゴロゴロして過ごしていました。
5日目の月曜には出社しました。
出社すると会社の同僚が興味を持って話を聞きに来ました。
「鼠径ヘルニア」ってどんな感じ?とか、どんな手術?
みたいな感じなので聞いてきたので説明しましたが…
実は、彼も「鼠径ヘルニア」になっているのではと感じていて
私の話を聞いてから病院へ行こうと考えていたそうです。
手術方法も2~3日入院する「内視鏡」で手術を受ける方法を考えているそうです。
日帰りで手術を受けた私の話を真剣に聞いていました
日帰りが怖いとか言っていましたが…
彼が思うほど日帰り手術は怖くはありません。
最近は「内視鏡」の日帰りもあるので検索してみてください。
あなたの場合、私とは違うかも知れません。
以上参考になれば幸いです。
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