とうとう、鼠径ヘルニアの手術を受けました。
なぜ、”とうとう”なのかと言うと5年程前に1度、診断された事があったからです。
そもそも鼠径ヘルニアとは何かと言いますと?
大腿部の付け根(足の付け根)にタマゴやピンポン玉くらいのぷっくりした、ふくらみが出来る事です。
この膨らみは、柔らかく体を横にしていると消え、体を起こしていると膨らみます。
個人差があると思いますが「初期」は痛みを感じません。
このまま何もしないでほおっておくと次第に引きつる様な、何とも言えない痛みが出来てきます。(個人差あり)
そして、歩くたびに思わず指先で膨らみを抑えたくなる気持ちの症状になり不快感が出てきます。
私はこの状態で不安になり手術を決断しました。
これから私が体験したお話をお伝えします。(2018年の話)
鼠径ヘルニアの手術、体験記
「鼠径ヘルニア 手術」検索すると最初に出てくるのは、ほとんどが病院のホームページです。
いろんな病院がそれぞれの手術方法を紹介しています。
そこで手術方法には大きく分けて3つある事が分かりました。
・ダイレクトクーゲル法(DK法)
・腹腔鏡下手術(TAPP法、TEP法)
鼠径ヘルニアのタイプも3種類あります。
(幼児と大人に多く発症するヘルニア)
(中年以降の男性に多く発症するヘルニア)
(女性に多く発症するヘルニア、嵌頓になり易い)
※以上が合併して起こることもあるそうです。
原因で分けると5つほどあります。
(先天性で赤ちゃんが母体にいる時に既に鼠径ヘルニアになっている)
(加齢と共に筋肉が衰えて内臓を支えきれなくなって自然と発症する)
(立ち仕事が多かったり、重いものを持ったりする仕事などから発症する)
(女性が最も多い原因の1つで妊娠中の腹圧が高まり脱腸を発症する)
(咳やくしゃみをよくする人、喘息、便秘、排尿障害など他の原因と合わせセて発症する)
何が飛び出すのか?
小腸の直径は2~3センチですので、弱くなった筋膜の隙間もその位の大きさと
先生に伺いました。
隙間は、誰にもあるそうで、その隙間が上記の原因で広がり飛び出してくるようです。
嵌頓て?
・飛び出した小腸などが押しても戻らなくなる状態。
緊急手術が必要です。
小腸が隙間に挟まって戻らなくなると小腸に血液など循環できなくなるので
とっても危険です。
私の場合は、
・「加齢と共に鼠径ヘルニアになる」
・「運動や仕事などで鼠径ヘルニアになる」
がタイプや原因だろうと思います。
冒頭でも書いたように不快な痛みで不安になり、もっと膨らみが大きくなったり、
このまま嵌頓になったら嫌だなぁ、が手術をする気持ちになったためです。
痛みがまだない時は、何とか元に戻らないかなと
5年前の様に試みたのですが、今回は全く戻る感じがしなかった。
また、腹筋が逆にお腹の内圧が上がって鼠径ヘルニアに良くないじゃないかと思いました。
では、どうしたか?
まず近所の総合病院へ行きました。
すると診断された後、トントン拍子に腹腔鏡下の手術へと話が進んでいきました。
慌てて
一旦、手術の返事を待ってもらいました。
手術の覚悟が出来ていなかったのと、
・手術費や入院にお金がかかる。
・腹腔鏡下手術は、全身麻酔で気管挿管になる。
・お腹に穴を開けるのが怖いので嫌だった。
それで一度話しを持ち帰り家族と話し、
他に方法はないかネットで検索しました。
そこで実績と手術内容と場所からある病院を選びました。
そして診察の予約をとり、結果的にその病院で日帰り手術を受けました。
私の場合は、日帰りのダイレクトクーゲル法で手術しました。
理由は上に書いたように、
・手術費が12万程かかる腹腔鏡下手術より安い。
・日帰りなら入院しなくていいから手術費も安く済む。
・会社を長く休まなくて済みそう。
だからかな。
鼠径ヘルニアの手術の方法は?
最近は、腹腔鏡下手術やダイレクトクーゲル法の手術を選択されると思います。
どれもメッシュを体内に入れて飛び出し口を覆う方法ですが…
メッシュと言うのは、
ポリプロピレン製メッシュでいくつか種類があり内側から出口を覆うモノで
50年前から使用しているそうです。
腹腔鏡下手術は、
おへその下あたり方器具を入れて、炭酸ガスで膨らませながら
メッシュで筋膜を補強する方法です。
・麻酔は全身麻酔を行います
・入院は2~3日の病院や日帰り手術ができる病院があります
・費用は、およそ12万円前後掛かります
・時間は30分~60分、病院や手術方法によって違います
ダイレクトクーゲル法は、
・患部のあたりを3センチ程切開てそこから直接メッシュを挿入し内部で開いて弱くなった筋膜を補強します
・麻酔は静脈麻酔と局所麻酔で行います
・入院は1泊もしくは日帰りで手術ができる病院もあります
・費用は、およそ4万円~5万円程掛かります
・時間は30~40分、病院や手術方法で違います
私は、ダイレクトクーゲル法です。
前日までに、患部にあたる部分を綺麗に毛の処理を
しておかなければなりません。
腹腔鏡下手術は、必要ないのかなぁ?
手術は、あっという間に終わっています。麻酔で寝ていますからね。
手術後は意識がハッキリするまで、回復室でしばらく安静に寝ています。
麻酔が抜けて、歩けるくらい回復すれば受付まで歩いて行き
受付で抗生剤や消炎鎮痛剤、胃薬、鎮痛剤(座薬)を貰い
会計をして電車で帰りました。
あっ!そうそう費用は、
私の場合は、医療保険適用で数万円プラスになりました。
鼠径ヘルニア手術をしないで治す
鼠径ヘルニアは手術でしか治らないと言われています。
5年前に私が初めて「鼠径ヘルニア」と診断されてから
1カ月程仕事で重いものを持たないようにしたり、
長時間立ちっぱなしを控えるようにしたり、
足上げ腹筋等をしていたら出て来なくなりました。
「治ったんじゃね…」と思いました。
そして5年が過ぎた現在、再び発症したのですが…
あの時から生活態度を改善していれば治っていたかもしれません。
現在は、最終的には手術しか無いと思い決断したのですが!
探して見るとありました。
整骨院です。
鼠径ヘルニアを手術をしないで体操療法で改善する施術所です。
「鼠径ヘルニア 整骨院」で検索してください。
こちらのホームページには、
経絡体操、
操体法を中心にインナーマッスル体操、
体幹トレーニング体操、
骨盤底筋体操、
なども行って手術をしないで治った患者さんの声が乗っています。
その一部です
・「2ヶ月でほぼ出なくなりました。インターネットで鼠径ヘルニア
を調べると手術でしか治らないと書かれていたので、奇跡を実際に体験した感じです」
・「姿勢を正すだけで出なくなるとは思わなかった」
・「体重を減らすだけで出なくなるとは思わなかった」
・鼠径ヘルニアが改善してからも3ヵ月通い続けて、体だけではなく心もスッキリすることを実感して ひとこと「夫を連れてきたいんですよ、ここに」
・「まったくでなくなった。感心しまくりです。自信を持って広めていって下さい」
・「やっぱりあるんだなぁ、手術をしないで治す方法が」
そのホームページには、
「嵌頓がおこるまでにはしばらく時間があり、出たり入ったりしている
段階で治してしまう。」だそうです。
※1週間に1度通って、2回目で出なくなった人、
2週間に6回通って出なくなった人、
1週間に1回通って6回目で出なくなった人、
3日連続で通って出なくなった人がいます。
1年間通って出たり入ったりしている人もいます。(ホームページから抜粋)
ちょっと興味がありました。
まとめ
手術を受ける前に、上記の整骨院を知っていたらもしかしたら、
ダメもとでその整骨院へ行っていたかも知れません。
今度、左が発症したら行ってみたいと思っています。
記事にしてみたいので…
確実に直すには、手術が必要なのかもしれませんが
体の中にメッシュと言う「異物」を入れる事は、
それなりの支障が出てくるのではないかと思います。
50年前から行っているのに、この方法以外に
医療が進歩していない事に少し驚きを覚えます。
参考になれば幸いです。
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